吾妻小屋の今

「冬の吾妻小屋」(H22.1.9新関撮影)

吾妻山の桶沼東南麓に位置する「吾妻小屋」は昭和9年(1934)、仙台鉄道局が吾妻山の登山客やスキーヤーの便を図るため建設された山小屋で、当時としては理想的な山小屋として話題になりました。

その後、昭和56年からぬる湯温泉・旅館二階堂が所有営業することとなり現在に至っています。これを建築した棟梁は川上慶彌(慶応3年(1867)生-昭和13年(1938)没)です。生まれは福島市町庭坂、現存はないものの町庭坂周辺の木造学校建築を数多く手掛けた棟梁であり、この「吾妻小屋」と「ぬる湯温泉・中座敷棟」にその技術の痕跡を見ることができます。

今後、「吾妻小屋の今」の状況をお知らせします。